いつもいっしょ

 

(メイプルネコのふたごちゃん)

 メイプルネコのふたごちゃんはなかよしの女の子たち。
 ひとりの赤ちゃんがわらうと、もうひとりもニコニコとわらいだします。
 とくに、ひとりの赤ちゃんは音楽が大すき。
 がっきの音が聞こえてくると、それだけでニコニコえがおになります。
 そんなときは、もうひとりもいっしょにキャッキャッとよろこんで、えがおもわらい声も2ばい。 
 メイプルネコの女の子にお花のかんむりをかぶせてもらったら、おたがいのえがおを見て、うれしそうに小さな手をたたいてよろこんでいました。
「ふたごちゃんはなかよしね。」
と、みんなに言われています。

 そのかわり、なくときもいっしょなので、たいへん。
 じつは、ひとりの赤ちゃんは大きな音がにがてです。
 かみなりの音にびっくりしてなき出すと、もうひとりもなき出して、ふたりで大なき。
 とうとう、メイプルネコの赤ちゃんまで、いっしょになき出してしまったこともありました。

 そんなある日のこと、赤ちゃんがふたごちゃんの前でラッパをふいていました。
 楽しくて、赤ちゃんがつい思いきりふくと、いきなりププーッと大きな音がでてしまいました。
 ひとりの赤ちゃんは大きな音におどろいて泣きそう。
 でも、もうひとりはラッパの音をおもしろがってわらい出しそう。

 ふたごちゃんはおたがいの顔を見ながら、いっしょになこうか、わらおうか、なかなかきまりません。
   赤ちゃんはふたりをかわりばんこに見ながら、
「わらうの?なくの?」
と、キョロキョロしんぱいそう。
 すると、ふたごちゃんは、そんな赤ちゃんがおもしろくてキャッキャッとわらい出しました。

「よかったー!ふたごちゃんがわらった!」
と、赤ちゃんもほっとしてニコニコ。
 そして、3人がいっしょにわらっているのを見て、メイプルネコのお父さんとお母さんも、
「なくときも、わらうときも、なかよしだね。」
と、3人をだっこしてニコニコ。

 そこにやってきたメイプルネコの子どもたちは、みんなが楽しそうなのを見て、
「何かいいことがあったの?」
と、ニコニコしながらたずねました。
 ひとりがわらえば、いつのまにかみんながえがおになっている、とってもなかよしなメイプルネコのふたごちゃんとその家族なのです。