ジェラートはいかが?

 

(メイプルネコのお母さん)

 メイプルネコのお母さんはデザート作りの名人です。
 とくにみんなが楽しみにしているのが、きせつのフルーツで作るジェラート。
 村のみんなはおいしいフルーツを見つけると、まっさきに、
「メイプルネコさん、これでジェラートを作って。」
と、もってきてくれます。
「まあ、おいしそうなイチゴとオレンジ!どんなジェラートにしようかしら?」
 メイプルネコさんはそのフルーツで、いままで食べたことのないようなジェラートを考え出してくれるのです。
 イチゴとオレンジにたっぷりのミルクをあわせたジェラートは村で大ひょうばんになりました。

 そんなある日、学校のクマ先生が、メイプルネコさんにこんなことをたのみに来ました。
「いつもがんばっている子どもたちに、大すきなジェラートをプレゼントしたいんだ。ないしょでとくせいジェラートを作ってもらえないかな?」
 メイプルネコさんはよろこんでひきうけたのですが……。

 その次の日、こんどは子どもたちがそうだんにやってきました。
「いつもいろいろ教えてくれるクマ先生にお礼をすることにしたの。ジュラートをプレゼントして、びっくりさせたいんだけど……。」
「わかったわ。先生にぴったりのジェラートを考えるわね。」
と、にっこりわらって答えたメイプルネコさん。

 りょうほうからサプライズプレゼントをたのまれて、メイプルネコさんはさっそくおとなも子どももよろこびそうなジェラートの食べ方を考えはじめました。
(みんなをよんで、ジェラートパーティーにしたらどうかしら?)
 じつは、メイプルネコさんも、いつもフルーツをくれるみんなにお礼がしたかったのです。

 こうして、すてきなジェラートパーティーがひらかれました。
 クマ先生と子どもたちはおたがいのサプライズプレゼントに、
「ありがとう!」
と、大よろこびです。
 きれいにかざりつけられたへやに、色とりどりのおいしそうなジェラートがならんで、子どもたちはゆめのよう。

「さあ、どうぞ。」
 コーヒーにうかべたり、カクテルグラスに入れたりと、おしゃれなジェラートもあります。
「おとなになったみたい。」
と、子どもたちにも大人気。
 メイプルネコさんのジェラートはますますみんなの大すきなデザートになりました。