もういちど かい店!

『森のキッチン』の店長のわたウサギのお父さんがりょうりのべんきょうをするために、ながいたびに出ることになりました。
 そこで、楽しいイベントを考えるのがとくいなショコラウサギのお父さんは、『森のキッチン』でのさよならパーティーを計画しました。
(さみしいけれど、わたウサギさんに一番よろこんでもらえるパーティーにしたいな。それにはどうすればいいだろう。……そうだ!)

ショコラウサギさんはすばらしいアイデアを思いつくと、いそいでわたウサギさんの家にむかいました。

さよならパーティーの日、村のみんなが『森のキッチン』にあつまると、店内はきれいにかざりつけられて、テーブルいっぱいにおいしそうなりょうりがならんでいました。
 そして、エプロンすがたのわたウサギさんとショコラウサギさんが、
「かい店パーティーにようこそ!」
 と、みんなをむかえてくれたのです。  

「さよならじゃなくて、かい店?」
 とびっくりするみんなに、
「わたウサギさんに一番よろこんでもらえるのは、これからもずっとみんながおいしいりょうりを食べにこの店に来てくれることだと思ったんだ。」
 と、うれしそうなショコラウサギさん。
「今日からはショコラウサギさんがコックさんだよ。今までどおり『森のキッチン』をよろしく!」
 わたウサギさんはえがおでそういうと、今まで大切にしていたコックさんのぼうしをショコラウサギさんの頭にかぶせ、ふたりはかたくあくしゅをしました。

これにはみんなも大よろこびです。
新しくなった『森のキッチン』はみんなのえがおとおいしいかおりでいっぱいになりました。