しんりょうじょの中のくすりやさんは、やさしいヤギのお母さん。 やくそうのことを何でも知っていて、よくきくおくすりを作ってくれます。 ある日、ショコラウサギの女の子とショコラウサギの赤ちゃんがくすりやさんにやってきました。

「お母さんののどがいたくてつらそうなの。」
ショコラウサギちゃんがお母さんのようすをくわしくせつめいすると、ヤギさんはすぐにいろいろなやくそうをまぜて、おくすりを作りはじめました。 ショコラウサギの赤ちゃんは、
「にがくしないでね。」
とちょっとしんぱいそう。

「もちろんよ。これですぐによくなるわよ。」
と、ヤギさんはやさしくこたえました。
「ああ、よかった。ありがとう！」
ふたりはおくすりをもらうと、いそいでおうちにかえりました。