じてんしゃにのった
おいしゃさん

みるくウサギのお父さんは、しんりょうじょのおいしゃさん。 ある日、くるみリスの女の子のぐあいがわるくなったとしらせがあって、じてんしゃでしんさつにでかけました。

「朝からのどがいたかったけど、きゅうしょくのイチゴパイが食べたくて、がまんして学校に行ったの。でも、とちゅうでぐあいがわるくなって帰ってきたの。」
と、くるみリスちゃんはしょんぼり。
「イチゴパイより体が大切だよ。」
みるくウサギさんはやさしくそう言うと、しんさつをしておくすりをくれました。

そして、翌日、くるみリスちゃんのようすを見にきたみるくウサギさんがもってきてくれたのは、おいしそうなイチゴパイ。
「ありがとう! みるくウサギさん。」
「元気になって、よかったね。」
手をふりながら、みるくウサギさんはじてんしゃにのって帰っていきました。