ゆめいっぱいのデパート

(街のおしゃれなデパート)

ショコラウサギのお姉さんにまねかれて、
街のデパートにやってきたショコラウサギさん一家。

通りの中でもひときわ目をひく大きなデパートは、
ためいきが出るほどおしゃれなたてものです。

(どんなすてきなものがまっているのかしら?)

ショコラウサギの女の子は、
うきうきしながら回転扉をおして中に入りました。

「わあ、広い!おしろにいるみたい。」
高い天井を見上げていると、
まるで物語の中に入りこんだような気分。

おしゃれなお客さんで店内はにぎわっています。

コスメショップやチョコレートショップの前を通ると、
「ようこそ、いらっしゃいませ。」
シルクネコのお姉さんやトイプードルのお姉さんが、
えがおであいさつをしてくれました。

エレベーターで2かいに上がると、ドレスショップの前で
ショコラウサギのお姉さんが出むかえてくれました。

「何もかもがすてきで、ドキドキしちゃった。」
と、ショコラウサギちゃん。

「わたしもデパートにはじめて来たときは、そうだったわ。
見るものすべてにわくわくしたの。
それから、こんなおしゃれなデパートに合う
すてきなドレスを作りたいというゆめが出来たのよ。」

そんな話をしながら、お姉さんは、
新しいドレスを出してくれました。

「今日のために用意しておいたのよ。」

「わあ、すてき!きてみてもいい?」

ショコラウサギちゃんは大よろこびでドレスをきて、
かがみの前でくるり。

それから、お姉さんはショコラウサギちゃんを、
コスメショップにつれて行ってくれました。

むかえてくれたのはシルクネコのお姉さん。
「わたしのゆめは、みんなにしあわせな気もちになれる
メイクをしてあげることなの。」

ドレスにぴったりのメイクをしたあとは、
トイプードルのお姉さんのチョコレートショップでティータイム。

あこがれのデパートで、
すてきな時間をすごしたショコラウサギちゃん。

「デパートにはみんなのゆめがいっぱいつまっているのね。
わたしもいつかお姉さんたちのように、
みんなにしあわせな気もちを
プレゼントできるひとになりたいな。」

テラスで見おくってくれているお姉さんに手をふりながら、
ショコラウサギちゃんのゆめは広がるのでした。

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